9600(炭鉱専用線タイプ・珊瑚模型店ベース)




模型の車輌に惹かれるとき、自分の好きな特定番号機がプロトタイプだったり(自作の場合はほとんどこれ)、惚れ惚れするほどの作り込みだったり、そのフックとなるポイントはいろいろある。しかし、フィニッシュの良さに参って、というのはあまり記憶にない。だが、これの魅力はそこ。必ずしも芸風ではない世界だが、フロッキルで仕上げた上に、上品なウェザリングが効いていて、実にいい感じ。車輌自体は、60年代前半の北海道型9600に、モデルワーゲンの夕張用パーツで、可動式スノープローと開放テコリンクをつけたフリーランスだが、作り込みを控え目にして、仕上げを引き立たせているのもセンスを感じる。フリーならフリーらしくということで、実車は標準軌化されて中国大陸に徴用された29684のナンバーをつける。しかしこのナンバー、珊瑚の1/87・9600用セットに入っているのだが、なんでこんなのが入ってるんだろうかねえ。もしかして、大宮の人気者29683を作る気だったのかなあ。

(c)2010 FUJII Yoshihiko


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