1980年代の曲





忘れていた愛を (c)1979 作詞・作曲 藤井良彦
過去を清算して、新たな一歩を踏み出そうというみそぎプロジェクト、ファースト・フィナーレで初めて発表されたナンバーです。AORバラードとアリスの衝撃的な出合い。作る前のイメージは、ボズとか当時一世を風靡していたアダルトなロックバラードだったはずが、ぼくが作って唄うと、谷村新司の方の「アダルト」になってしまいましたとさ。その濃さは、誰が選んでも藤井良彦3大バラード(笑)の一つに入るであろうというほど、「一度聞いたら忘れられない」強烈な印象の曲です。いくつかアレンジに違うバージョンがありますが、やはりオリジナルアレンジの流れを汲む、藤井・山田アリス風デュオバージョンでお楽しみいただきたいものです。
84bpm key=G major

明日への終列車 (c)1979 作詞・作曲 藤井良彦
当時一世を風靡していた「産業ロック」サウンドと歌謡曲メロディーの融合ということで、のちの織田哲郎先生・ビーイングサウンドに通じる曲想を先取りしてましたね、この曲は(笑)。というか、これしかできないんですよ、ぼくの場合。どうしてもメロディのところでいなたくなっちゃう。サウンドはいくらでもロックできるけど、メロディーはどこまでいっても和風。いわば、アメリカンビーフのステーキに和風セットつけた定食ですね。しかし、それは別の言葉でいえば「メロディーをパクってない」ってことだから、今から考えれば悪いことじゃないんだけど。まあ、この手の曲は書けといわれれば、一日数曲でも連作可能です。
152bpm key=C major

ふねのうた (c)1980 作詞・作曲 藤井良彦
会社でとなりの部にいた派遣の女のコが、友達とお金を出し合って小さいヨットの共同所有者になったということで、そのヨットのテーマソングを作ってくれと頼まれてできた曲です。こういう由来でもなければ、海の唄なんてつくんないよね、ぼくの場合。ということで、海の唄とはいっても一ひねりして、ブリティッシュ系の海の唄という感じの、ロックバラードに仕上げました。歌詞もぼくの作品にしてはユニークな視点ですね。オリジナルバージョンは、そんな由来からプロコル・ハールム風のハモンドオルガンのイントロがついているのですが、これはさすがにやりすぎでした。気分は盛り上げるんだけど、ちょっとクロだね。蛇足として反省してます。
80bpm key=C major

Cosmic Girl (c)1980 作詞・作曲 藤井良彦
24th. Street Bandのハイラム・ブロックの曲とか、ジノ・バネリの曲とかがこの頃はやってて、ああいうファンキーなリズム+哀愁のあるメロディーってのもいけるな、とばかりに作った曲です。といえば勘のいい皆さんはご想像がつくでしょう。ファンク・ムード演歌といいましょうか。いわば24th. Street Bandをバックに五木ひろし氏がアルバムを作ったような曲です。そういや、美乃屋セントラルステーションをバックに、北島三郎師匠がライブやったのもこの頃ですね。
168bpm key=E minor

Tokio Digital Love (c)1981 作詞・作曲 藤井良彦
ぼくの代表曲の一つです。無理やり聞かさせられた人も多いのでは。演歌、ハードロック、ファンクという、ぼくの3つのルーツが程よくブレンドされ、あやしい世界を創り出しています。P-FUNKとか好んで聞いてた頃で、あれにボンゾのドラムが入ったら結構いいんじゃないかな、というところからアイディアが生まれました。それでキーがEだと(爆)。Digital Love というフレーズも、Z-80の機械語をハンドオプティマイズしていた、当時の時代性を感じさせます。当時バンド仲間で話題になっていたある事件を思い起こさせる、「白い」とか「かわす」とか言う単語が織り込まれてるのもなつかしい限りです。そんな思い出も、違和感を感じさせずにサラリと聞き流せるのも、曲の存在感があまりに重いからでしょうか。あと、この唄は女性がそのまま歌ってもいい歌詞になってます。
108bpm key=E minor

愛するおまえと (c)1981 作詞・作曲 藤井良彦
1978年頃に、大阪にいってブルース系のライブを聴いた勢いで作った12/8系のブルースバラードを、歌詞と一部のメロディーを残して改作した曲です。あまりに元唄がわかってしまう状況だったので、ヤバいと思い起死回生の改作です。やはりブルース系はオリジナルのメロディーというのは難しいですね。どうしてもなんかのパターンになっちゃう。ということで歌詞を生かすべく、8ビートのアップテンポにして紛らわしました。
120bpm key=A major

Hard-Boiled Love (c)1982 作詞・作曲 藤井良彦
もう絶対恋愛なんてこりごり、と思っても、いい女が目の前に現れた瞬間、さっきの誓いも何処へやら。また痛い目に会うとわかっていながらも落ちてゆくのが恋の罠。という、いつの世も変わらないアサハカな男心を唄い上げたコミカルなナンバーです。歌詞はコミカルでも、アレンジは大変。特にベースはマーカス・ミラーフレーズが爆発しまくりなので、とてもライブではできませんでした。イメージ通りにカタチにできたのも、シーケンサーが導入されてからのことでした。
120bpm key=A minor

Say You Love Me (c)1986 作詞・作曲 藤井良彦
会社の友達とか業界関係とか、その友達とかを集めたいわゆる志村バンド(ホリデイ・アソシエーションという、会社の友達である志村選手が学生時代から脈々と使ってきたバンド名があるのだが、メンバーややる曲が時期によって全然違っているし、ぼくも何度か手伝ってるんで、この時期のはあえて志村バンドと呼びます)でやろうと思って作った曲。Come-on MusicのRCP-PC98が出て、MIDIとか本格的にライブで使えるようになった時期なので、そういうテクノとかユーロみたいな感じの曲です。
174bpm key=E minor/G major

Manhattan Lallabye (c)1987 作詞・作曲 藤井良彦
この頃になると、第一次カラオケブームが起きてきたこともあって、まだまだナイト市場中心ながら、最新ヒットもスバやくカラオケ化されるようになりました。そんなこともあって、この頃カラオケでよく唄っていた日本のロックバンドの曲想を引きずってます。カッコつけてるんだけど、ちょっといなたさが残ってて、それが憎めない感じです。
156bpm key=C major

Lovely Amy (c)1988 作詞・作曲 藤井良彦
これまた、志村バンド時代に作った曲です。アメリカンハードポップロックバンド(いわゆる産業ロックね)のアルバムには欠かせない、典型的なTop40バラードのつもりで作ったのですが、やはりぼくが唄うとそうはならないようで(笑)。どっちかというと、紅白歌合戦のトリ近くでベテラン歌手が歌う、典型的な歌謡バラードという声が強いですねえ。猫屋のライブでも、ぼくのソロコーナーで取り上げてます。猫屋ファンにも意外にウケが良かったので気を良くしました。
88bpm key=F# minor

約束の地(Promised Land) (c)1988 作詞・作曲 藤井良彦
ぼくの曲としては、珍しいほどにアメリカンロックに振った曲です。このときやっていたドラムとベースが、初期ドゥービーとか、その手のアメリカンロックのファンだったので、思いっ切りそういうノリにしました。日本語の曲で、ここまでウェストコースト的なノリを出してるのははじめてだと、その時のドラマー(有名なCM演出家の黒田氏)が感激してました(笑)。
112bpm key=A major

(98/01/06)



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