コンテンポラリーギター・ギャラリー

(05/03/04)

(The Room of Contemporary Guitars)



 現在ぼくが愛用しているギターには、ヴィンテージギターのコレクション・ギャラリーにのっけたモノに加えて、現行モデルや中古で買った70年代、80年代、90年代、00年代のモデルもいろいろあります。
 ここでは、コンテンポラリーギターをご紹介いたします。これらのギターのほうが、一本一本のキャラクターがはっきりしていますから、かえってぼくの音楽的な趣味がはっきり出ているかもしれません。でも、なんか増殖してきた。で、一部整理してスリム化。br>




1. Gibson and Fender Guitars

1. Les Paul 59 Reissue 1999 #9 9514

ほとぼりが冷めた頃に出てくる、40thヒストリック(笑)。で、ぼくの選んだのは「プレーンのファースト・ロット」。予想通りって?けっこう読んでた人はいるかな。
とにかく、音はいいですよ。ヴィンテージまで、あと二目盛ぐらいのところまで出てる。ステージの出音にしてしまえば、かなり肉薄できると思う。
最近は、フルアコ的な音(メインストリームじゃなくて、ジャズ・ブルースみたいなの)もよく使うので、それをライブで出すことを考えて選びました。
トップは、うっすら玉目が出ていて、けっこうそれらしい。いわゆる(ちゃんと「いわゆる」をつけたぞ)「ハード・メイプル」と納得できる材です。
全然面白くないって? いやいや、こういうのが「らしい」んですよ。イケてまっせ。ヴィンテージ持てばわかるってば。
2. Les Paul 59vintage 1983 #3 0047

これまた音のいいのでおなじみの59ヴィンテージ。
ハードメイプルのトップが、ヴィンテージ的ないい感じの杢。おまけに、シリアルでわかる通り、超初期モノ。
ピックアップは試行錯誤の結果、ナンバードの中でもパランスが取れたペアを選んで交換。
バーストとは違うといえば違うのだが、それなりの味わいと個性のあるいいトーンを持っている。
ルーティングが大きいという声をよく聴くけど、その分、タイラーと同じ理由で生鳴りがいいし、リアの音も太い。
このあたりまでなら、充分「レスポールの音」呼べるだろう。レスポールスタンダードが60年代もそのまま販売していれば、60年代末にはこんな感じになったのではないかな、という感じの一本。
3. CS-336 #CS 20296

最近は、ギター物欲も最終解脱を遂げてしまったようで、手持ちのラインナップでほとんど用が足りてしまうこともあり、新たなギターの購入チャンスがほとんどない。
そんな中で、これは半端じゃない、とばかりに飛びついてしまったのが、このCS-336。カスタムショップ製の、一回り小型のセミアコだ。
前から、コンテンポラリーなギブソンギターで、ヴィンテージ的な音を出そうと思ったら、マホ単板バックの小型セミアコしかないだろうと思っていて、いつかは特注してみたいものだと思っていた。
それが、ほとんど近い仕様で出てきちゃうんだから、これは飛びつかない手はない。そして実際の使用感も、イメージしていたモノに限りなく近い。これは使える。
ちゃんとリアも太いし、ヴォリュームを絞ればクリンにぬけるだけの豊かなひびきも持っている。インストから唄伴まで幅広く使える。しいていうなら、問題は22フレットのベンドがちょっとしにくいぐらいか。
実はこの個体、山野の広告に使われたヤツの現物だったりする。見たい人はちょっと前のプレイヤーとかギタマガを見てね。
4. Lee Ritenour L-5 Signeture #2105 3002

この数年は、ほんとにハコづいていて、大きい小さい、厚い薄いとかいった違いはあっても、ハコのついてないギターは買ってないというのが実情。
そういう中で、こういうギターがあったら究極だな、とおもっていたのが、小型で薄めのフルアコ。
その場合には、ボディーの小ささをカバーすべく、フル・フローティングで、ハコは完全なアコギとして作りたい。
で、またもやカスタムショップだよ。ギブソンさんやるじゃない。ほとんど手の内を見透かされているみたい。
で、それだけではなく、リトナー・シグネチャーだって(笑)。こりゃ、数少ないぼくのミーハー心までくすぐられちゃう。で、こりゃ買いだ、とばかりに、買っちゃった。
とはいうものの、百万近い「新品」のギターを買うのも初めてなら、「写真花嫁」的に、完全に現物見ないままオーダー出す(準受注生産)のも初めて。ちょっと不安もあったものの、結果的には大満足でした。
でもさ、これも336もそうだけどさ、カスタムショップはさあ、「やればできる」んじゃない。コストとか、いろいろ要因はあると思うけど、「できるのにやらない」のは罪だよ。
5. Fender Stratocaster 1974 #522697

ぼくが最初に買ったマトモなエレクトリックギター。
76年頃中古で買って以来、20年以上のつきあい。
最初の頃は使いづらくて全然鳴らないギターと思っていたが、80年代に入って長く放っておいて、数年ぶりに使ってみたらあら不思議。なぜか使い心地もよく、音もよく鳴るようになってた。実は、その間にこっちが上達してストラトの扱い方がわかったということなんだが。
どちらにしろ、もともと74年モデルとしては鳴る方だったということ。
PUは時代毎にいろんな遍歴を経ていて、それはそれで面白いのだが、今はFender Customshop製。

ここにあげたサンバースト・レスポールモデルについては、より解像度の高い画像が、ATSさんのホームページに掲載されています。ご覧になりたいかたはここをクリックしてください。直接ミュージアムのコーナーにリンクされます。

2. Earnie Ball Musicman Guitars

1. Musicman "LUKE" #94948(blue)

ミュージックマン、スティーブルカサーモデルです。
まずは1本目の青。80年代半ばから90年代初めにかけ、PUはEMGのSSH、フロイトローズ付きのコンポギターをかなりの本数使いましたが、LUKEモデルを奏いたら、一気にとどめをさされた感じで、これに集約しました。
本当にいい木を使ってます。特にネック材。生鳴りもスゴくいいです。フロイトローズだって、いい木使えば違う。おまけに奏きやすいし。隠れた銘器。
2. Musicman "LUKE" #95162(purple)

ミュージックマン、スティーブルカサーモデルその2は、赤紫というか、えび茶というかのヤツ。
フロイトローズ付きは、ライブで使うには必ず予備がいるので、もう一本調達することとなりました。
今やアクティブはLUKEモデルってことで、EMGもこの2本だけです。買いたてはまだ若い感じでしたが、毎日爪弾き用にして奏いてたら1年で鳴りだしました。流石。
3. Musicman "LUKE" #G18151(Sparkle)

ミュージックマン、スティーブルカサーモデルも1、2で打ち止めかと思ったら、忘れた頃に新譜を出すTOTOよろしく、21世紀になった3本目が登場。
気にはなっていた、シンクロナイズドタイプのトレモロユニットを使った、第二次のルカサーモデルの白のスパークルメタリック。この色も、けっこうハデで珍しいけど、第二次のルカサーモデルの出物自体が少ない。TOTO来日も近いせいか、出物を見つけて思わずGET。
まあ、アクティブ自体が流行らなくなっちゃったんで、あまり出てないんだろうけど、充分材は吟味されているので、アクティブでも別にわざとらしい音にはならず、いい感じ。トレモロとの相性もいい。まあ、80年代は流行っていたけど、このギターなら確かに、フロイトローズよりこっちのほうがいい。ポップロックの唄伴には、ベストマッチですな。

3. James Tyler Guitars

1. James Tyler Classic (SSS) #677

実はフェンダー系のギターで、ぼくが一番好きなのって、タイラーなんですよ。音も、使い勝手も。
はっきり言って、オールドのストラトより好き。
今手に入る材で、新たに作っても、こういう風にちゃんとしたギター、作ろうと思えば作れるといういい例ですよね。
パッシブ系コンポとしては、最高峰だと思います。バッチリですね。
特にリアのシングルは秀悦。フェンダーじゃこの音は無理だ。
2. James Tyler Michel Randau Classic (SSH) #649

デタッチャブルネックならタイラーということで、今度はSSHのモデルも欲しくなって探してたけど、なぜかSSHってStudio Eliteモデルのプリ付きが多いけれどパッシブのモデルがない。
Hi-ImpのPUにプリって、ぼくはダメなんだよね。嫌い。
それにClassicのアルダーボディーがやっぱり好き。
で、なかなかない出物を、やっと見つけてGET。塗装面の傷みで安かったけど、磨いたら復活(笑)。
3. James Tyler Studio Elite Burning Water #731

別にミーハー的なニーズではないんだけど、やっぱりTylerマニアなら一本は持っておきたいバーニングウォーター。
でも、タマ少なし。4年ぐらいで見た3本目がこれ。その後2本見たけど。
音も、値段もリーズナブルだったので、即GET。製作時期によって、けっこう音はバラつくんで、これは選ばないと。
バーニング・ウォーターは、クラシックよりちょっと太めの音で、やっぱインストとかにも向いてる。パッシブモデルだけど、スタジオギターらしい音がでる。
わたしゃこれでヴィンテージ・フェンダーやめました。まじ。
4. James Tyler Classic-T #1124

なんと、タイラーのテリー。あることは知ってたけど、現物は、とある楽器店のバーゲンではじめて見た。で、さっそく試奏。
さすがタイラー、鳴る鳴る。「無意味なほど太いリア」サウンドは、ここでもしっかり。とても、テレキャスターモデルとは思えない。
こういうテリーが欲しかったんだよね。これなら、デイヴィッド・スピノザとか、かつてのニューヨーク派のスタジオマンみたいに、テリー一本で大概の音楽をこなせる。
おまけに価格も中古並み。ということで、悩むこともなく即GET。しかしこのギター、音だけで素性がわかるヒトはいないんじゃないかな。

4. Domestic and Other Guitars

1. Crews Aristoteles Korina special K2

国産のコンポ系って、ハードウェアには凝っててもギターとしての根本的な部分、つまり木部の作りがお座なりで、結局は安物の域をでないものが多い。そもそもギターとは何たるかがわかってないヒトが作ってるみたい。
だけど、これは別格。ネックもボディーも一流。クルーズおそるべし。流石だ。
ヴィンテージ的によくできてる木部を活かして、実にバランスいい一本だ。
Fenderのオールドでも、なかなかこんなのはないよ。
日本製だって、新品だって、やればできるんじゃない。
2. Parker Nitefly2

基本的に、エレクトリックについては保守本流指向の強いぼくにしては珍しく、新素材新構造系のギターだけど、基本的には「エレクトリックの音もでるソリッド・エレアコ」として使ってるので、それほど違和感はなし。
アコギ用のプリアンプをカマしてPA出しすれば、ライブで使う分には国産のそこそこのエレアコ並だし、エレキ部も一応のレベルをクリアしてるので、エレキ、アコギ併用のライブではバッチリ。
音質とかはまあ、いろいろ文句を言えば切りがないけど(笑)、操作性はいいし、軽いし、ライブ時の使い勝手で強い味方の一本。
3. Paul Reed Smith McCarty Hollowbody #8 38425

PRSには、昔だいぶ授業料を払わさせられて、それから余りいいイメージがなかったんだけど、モノは試してみるモノだ。とにかく、これは別格。ぼくとしては「こういうギターが作れるだろうし、あったらいいな」と思っていた感じに近い一本だ。
いいかえれば、「バーストのリア」はうまく作ったハコなら、似た傾向の音が出せるのでは、という仮説なのだが、これに見事に応えてたギター。太くて豊かなリアサウンドを、ホローボディーを利用して出すことに成功している。もちろんフロントを使えば、フルアコ風のサウンドもこなせる。
実にヴァーサタイルなギター。もちろんハコなので、ステージでの利用は限界があるが、スタジオなら、サンズアンプやPODとの組合せで、ハードロックからジャズまで、ほとんどこれ一本でこなせる。これはよし。
4. Sadowsky Classic #3067

最近(2004〜2005)は、ギターの本数が減ることはあっても、増えることがなくなってしまった。もっぱら奏く方ばっかり、それもアコギ中心で、物欲はすっかり解脱していたのだが、3年ぶりにソリッドギターを購入。
サドウスキーの、それもメイプルネックとなると、かなり今までの芸風とは違うのだが、それには理由がある。実は一つバンドを始めたのだが、けっこう音にクセのあるメンツで、ぼくの持っているどのギターを使っても、今ひとつハマらないのだ。
そこで、ちょうど中古の出物があったので、あえて芸風の違うギターにあえて手を出してみた次第。値段も大いにこなれていて、フェンダーカスタムショップの中古より余程安かったりしたし。

これ以外にも若干保有しているギターがあります。ご興味のある方はこちらを(03/05/09)。



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