D51(標準型 その3・乗工社)




東日本大震災では、鉄道模型車輛も多く被災し、中古店の店頭にも悲惨な状態の出物が多かった。それも一段落したかなと思っていたら、多分これも地震で棚から落ちたんだろうな、というジャンク状態の乗工社のD51がいまごろになって中古屋に出てきた。ダメージは非公式側に集中し、デフはひしゃげて外れかかっているし、集煙装置も潰れている。その他パイピングやステップも曲がっていたり、欠品パーツもあるが、全体はユガんではいない様子。おまけにどうしようもなく汚い状態。パーツ取りでもいいくらいの格安だったので、ひとまず買ってきた。バラして汚れを落としてよく検討すると、シンナープールにしなくてもレトロフィット的な加工で再生可能に見えてきた。集煙装置は外してパーツの標準型煙突に交換、デフは板金作業で再生して再取付、欠品パーツは16番の同種パーツから、削ったりしてでっち上げれば、あとはだましだまし歪みを取れば、何とかなる。ということで、ぼくとしては珍しく、ひしゃげたデフを叩いて平らにし、凹凸を半田で埋めた上で、ヤスリで仕上げたのを、低温半田で付ける。汚れをぬぐっても元が汚いのが幸いし、ウェザリングで充分塗装はまぎれてくれた。ということで、いっちょ上がり。ナンバーだけは、吉松のヤツをつけてエンブレムチューン(笑)。

(c)2013 FUJII Yoshihiko


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