「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2004年3月-




3月31日(水)

去年の年末以来、例の「12mm木製道床」のエンドレスを敷きっぱなしにしてあり、そこで家にいるときはほぼ毎日、最低限エンドレス一周はC12を走らしていたのだが、なんか走りが悪くなってきた。ついに、うんともすんとも言わなくなる。そこで、分解整備。なんと、綿ぼこりが集電ブラシとギアにこびりついていた。ゴミを取り去って、ギアには注油するだけで復活。C12は軸箱の可動範囲と集電ブラシの追随性がけっこう鬼門で、ブラシを1-2、2-3の二点で支える3軸集電に改造したのだが、それでも泣き所ということか。ケガの功名というか、ホコリの塊で拭いていたカタチになったせいか、タイヤは意外に汚れていない。やはり、通常の部屋に置きっぱなし、走らせっぱなしは、けっこう負担があると改めて納得。

3月30日(火)

コンビニで、ガキにお菓子を買ってあげようと好きなのを選ばせると、取ってきたのがフルタのチョコエッグ「SL&ブルトレ」。なんとチョコエッグまで、鉄道シリーズが出てきた、と感ひとしお。で、中を開けると出てきたのがC12。最近はC12づいているので、なかなかぼく的にもラッキーなのだが、な、なんだこれは。なぜか黄帯の「セラ」が一輌ついている。これってもしかして、と思い機関車のプロポーションを見ると、なぜか腰高で、キャブの背も妙に高い。そう、これは「マイクロエースのC12」のミニチュアなのだ。そういう目でラインナップの写真を見ると、SLはどれもマイクロエースっぽい。すると、ブルトレはどうやらトミックスか。それにしては、JRや真岡鉄道の許諾はあっても、有井やトミーの許諾はないぞ(笑)。まあ、トミーは創成期のトミックスで、香港ケーダー社製の二軸貨車の一部を、天賞堂のエボナイト製貨車や、エンドウ製のブリキ貨車をモデルに作ったコトもあったし(今は他社から出てる)、歴史はくりかえすということか。でも、大宮工場型の煙室扉ハンドル(取っ手が×型)と、ツヤのある塗装だけで66号機をイメージさせる手腕は中々。HOスケールのライブスチームにしては少々大きい(それ用には、タイムスリップグリコのC62がフィット)が、遊園地の乗り物だったらいい感じか。跨がるタイプじゃなくて、バスタブみたいな中に座るタイプの車輌を引かせて、子供の人形を一杯のっけたら面白いかも。

3月29日(月)

今日も続けて修理づく。2月29日の項で触れた、70〜80年代製の「リアルDDR」なPIKOの旧型急行用客車。とにかく車輪がなかったり、台車が壊れていたりと、下回りがどうしようもない状況だったので手をつけなかったのだが、これまたジャンクで軸長が大体あう車輪を見つけたので、やっと修理に手をつける。まとめて3台入手したうち、1等2等合造車と2等食堂合造車は、基本的に車体は無傷だが、1等車はかなりいたんでいて補修・塗装が必要なため、1等2等合造車と2等食堂合造車のみをひとまず復旧することに。すくなくとも使える台車フレームは2輌分あるので、こっちの面でも問題なし。そもそも、同タイプの客車は持っているので、無理してコレクションを増やすまでもない分、気が楽だ。車輪をはめて、台車を交換したら、あとは磨きのみ。結果的に1等車は部品取りになってしまったが、使えそうな台車のついている下回りのジャンクを手に入れたら、おもむろに修理してやることにしようか。

3月28日(日)

今日も天気がいいので、近くにある大きな公園に花見に行く。ここには一周400mぐらいのミニSLの運転場があり、休日に運転している。ガキにせがまれて乗ることに。7インチ半のかなり大型のライブなので、炊き出すとかなり強烈に石炭の匂いがしてきて、なかなか雰囲気がある。てなことを一日やって、帰ってきてからチョコっと修理。先日入手したPIKOのCD 371型EL。状態は悪くないが、正面の手すりとかワイパーとか、後づけパーツが取れて欠品になっていたので、かなり安く入手した。ワイパーはエンドウ製パーツの中からフィットするものを利用。手すり類は、0.4mm線で新製し取りつける。さて、思わぬ効果。欧州製品といっても、70年代の金型の製品はさておき、最近の製品はけっこうモールドがシャープだ。それだけに、後づけの手すり類を真鍮線の細めのモノに交換すると、ハイグレードシリーズというか、なかなか高品位な雰囲気になる。あと、多少ユガんでいた片方のパンタもなおして修理完了。

3月27日(土)

今日は、久々に天気がいい。花見だ、花見。ウチの近所は、遊歩道にしろ、公園にしろ、学校にしろ、いたるところに桜の木があり、満開になると、街を歩いていても桜が視線に入らないところはないくらいで、このシーズンは最高なのだ。居間の窓からでも、道路の向こうの児童公園の桜が見えるくらい。さて、その前にお約束のフォトセッション。またまた「お立ち台」に登場願い、ノースイースタン・スケールモデル製キット改造の自動車用車庫を撮影。なんだか不憫なので、倉庫も撮影。ま、こっちは素組みですが。花見がてら散歩して、そのまま「いさみや」まで行き、マヤの「埋め材」用に真鍮の帯板をカットしてもらうとともに、サイズ的に使えそうなドアを漁る。こんな感じでも、少しづつ既成事実を積み重ねて、自分を追い込まないとなかなか手をつけないからネ。

3月26日(金)

マイナーな国の模型というコトで、一部で話題の、ブラジルFrateschi社製のHOスケール鉄道模型。基本的にはアメリカ型なのだが、とにかく安い。トイ的なところも多々あるのだが、それも「らしい味わい」になってしまうのが、ブラジルの恐いところ(笑)。さて、某模型店でアンデコのコンソリを発見。意外に、といっては失礼だが、塗ったヤツよりも印象はいい。16番日本型の炭鉱専用線に使うという方が多いようだが、1900年代のボールドウィン社製の標準型コンソリということで、あることがヒラメく。定価でもほとんど中古価格帯ということもあり、さっそく購入。帰ってひも解くのは「大陸の鉄輪」。そう、確か満鉄のコンソリはこのへんのヤツだった、とヒラメいたのだ。結論から言えば、惜しいがなかなかいい線。スペックから言えば、1907年製の「ソリ」型が、第一動輪と第二動輪の軸距(なぜかソリ型はここが他より長い)以外は、ほぼドンピシャ。しかし、ソリ型はアルコ社製で、ちょっとスマートな外見。一方ボールドウィン社製といえば、もう一回り大型の「ソリニ」型があり、これはまさに兄貴分のようによく似ている。もともと、ソリ型はテストとして、アルコ社製標準型コンソリのアリモノを購入したということなので、論理的にはボールドウィン社製のアリモノが入っていてもおかしくはない。ということで、ソリ型を参考に、満鉄のロードネームを入れるコトにしよう。ブラジル変じて中国型。流石佐藤商会さん、と妙に納得。まずは、初期の満鉄のロードネームの書体に似たインレタを探さないと。

3月25日(木)

一気呵成に、ストラクチャーの仕上げ。まず「農業倉庫」の屋根の塗装。屋根が渋い色になると、そこはかとなく重厚な落ち着きが。なんか酒蔵みたいな感じも。造り酒屋の工場にしちゃおうかな。羽目板の部分が大きい面積なので、ホーロー看板とか貼りたい感じ。九州なら「カクイわた」か。続けて電柱と柵も塗装。結局置くだけだけど、いい感じが出てきた。どんどん車輌から遠ざかる日々(笑)。そういえば、今月って車輌以外の話題ばっかりだな。

3月24日(水)

20日の項で触れた米ノースイースタン・スケールモデル製キット改造の自動車用車庫。やはりどうしても気になるので、一度は組立てたものの、再度改造することを決意。ポイントは屋根の角度。屋根の突き合わせがほぼ90度で、最近の斜線規制ならいざ知らず、昔風の平屋ではまずあり得ない急角度なのが気になる。そこで、一旦屋根を外し、切り詰められるギリギリまで切り詰めて、角度を緩くすることに。やってみると案ずるより生むが易し。バスウッドは加工性が高いので、組み立てて塗っちゃったヤツでも、加工は最小限の手間で済む。改造後は、ペントハウスの窓が、屋根裏の通気口のようになってけっこういい感じ。これなら十分ありそう。詳細は、「倉庫」の屋根を塗ったら、まとめて撮るのでその時に。ついでに、津川洋行の電柱と柵に足をつけて、どこでも置けるようにする。リアルなレイアウトだと、ちょっとオーバーな表現だけど、こういう使いかたならなかなかイケる。ますます進むプラレール化(笑)。

3月23日(火)

ディアゴスティーニのDVD、第四弾は復活C623。ここまでは、創刊前から予告された通り。でもヴィデオで見ると、蒸気ってけっこうプロポーションがリアルなのね。まあ、走行に従っていろんな角度から眺められるわけで、頭の中で統合すれば、3Dのイメージに近くなるということなんだろうけど。スチルだと、広角か望遠かどういうタマで撮ったとか、俯瞰か見上げかどういう構図かとか、ある程度のデフォルメがかかリがちになる。で、何を言いたいのかというと、C62って、けっこうスマートなのね。実際は。スマートというより、華奢なところがあるといったほうがいいかもしれない。スチルだと、どうしても「迫力一杯」にとりたがる傾向(特に山線)、16番っぽいマッチョな感じになりがち。それが、ちゃんとC62らしく見えてたってこと。この辺にコダわり出すと、ファインスケールの魅力がわかるというもの(笑)。

3月22日(月)

まずは昨日のその後から。ガキが昨日、おとといの連休の間、妻の実家に泊まりに行っていたので、午後深くなってから、横浜まで迎えに行く。帰りがけに、東横線沿線のいったことのない模型屋に寄り道。いきなりY500系が来てラッキーと思ったら、模型屋ではなく、その近くの古本屋でラッキーな出物。なんと2〜30冊「とれいん」のバックナンバーがあるではないか。チェックすると、持っていないのが11冊も。おまけに、値段も中古模型店並でリーズナブル。大分揃ってきたので、なかなかこうまとまって穴が埋まるのも珍しい。で、古本づいているのか、今日は60年代のTMSで、確か持っていたのだが、この前整理したときに発見できなかった号を超安値で入手。一冊100円コース。これならカブっても惜しくない。なんか得した感じ。

3月21日(日)

ということで、昨日つくった「どこでも花見」を使ったフォトセッション。グラントライン改の倉庫は、続けての登場。ホーム部だけなら、完全に和風ですな。チラりと、バックに「どこでも花見」。ところで「お立ち台」の全景についてはまだ触れてなかったので、簡単なカットを入れておこう。といっても退いて撮ったというだけなのだが。ごらんのように、まさにシステムレール直線一本のサイズの線路に、「土地」がくっついているだけ。しかし、これはこれで結構遊べる。言われるまでもなく、プラレール的な楽しみ方ではあるが、ストーリーを考えながら、建物や木、人形等を適宜並べてみると、これはこれでイケる。リアルではないけど、格好つけて言えば、能舞台みたいなもの。想像力をかきたててくれる分、象徴的、記号的なモノが、それなりにあれば、けっこう没入できる。プラレールというより、レゴワールドか。こうなってくると、鉄道が出てくる必然性が……(苦)。

3月20日(土)

桜の開花宣言と思ったら、雪だよ、雪。本当に節制がない、異常気象だこと。ということで、仕掛り中の建物の仕上げに入る。ヒルマの倉庫は組上がって、あとは屋根の塗装のみ。ついでの駄賃で、やはり米ノースイースタン・スケールモデル社製のモーターカー用車庫のバスウッド製キットを、同様の和風化改造し、自動車用の車庫として組む。しかし、組んでから気付いたが、これはちょっと構造的に無理がある。が、車庫だし、まあいいか。あと、桜といえば、これまたヒルマの桜が、中古屋で叩き売られていたのを買ってきたのがあった。しかし、これをジオラマに固定してしまうと、季節が一年の中でも一週間ぐらいに固定されてしまう。そこで、買って以来どう使おうかと思っていたのだが、この週末に花見ができると思っていたのができない分、どうしても模型でも使いたくなってきた。ということで、これまた建築模型の強い味方、「芝職人」という、貼ればどこでも地面ふうになる布を利用。発泡スチロールで、小さな築山を作り、そこに「芝職人」を貼り、桜を植える。これで、置きさえすれば、ジオラマのどこでもたちどころに花見ができるという、「どこでも花見」化が完成(笑)。例の「お立ち台」を利用し、いろいろ置いてみて雰囲気を見る。ということで、3月16日の項で触れた、日本化した倉庫をお立ち台においてみたテストショットです。基本的に、積み出しホーム付きの倉庫になっちゃいましたけど。

3月19日(金)

さて12mmの20系の固定編成客車だが、所有車輌のリストを見た方はお気づきだと思うが、電源車なしの、切り離した付属編成の方を短縮したような構成になっている。もちろん、それしか入手が難しかったというのもあるが、実はぼくのイメージしている亜幹線だと、基本編成の方はちょっとヘビーだし、またレイアウトを作るとしても、有効長は6輌分がギリギリ限界(ホームとかは4〜5輌か)だろうから、これでは編成にならない。そう、九州の鉄道が好きな方はもうお気づきのように、「マヤ20」という強い味方を援軍に迎えようと考えていたのだ(実はPEMPのインレタにはマヤが入っているし、これがそもそもの発端)。そのためにはかつて出ていたスハ32さえあればなんとかなる。スハ32は一台完成品はあるのだが、これをつぶすのはおしいので、なんとかキットが欲しいと思って探していた。で、連絡があって、ディティール改造仕掛品なら出物があるとのコト。現物をチェックすると、決して安い値付けではないが、ほぼ未塗装完成品だし、筋は悪くない。ということで、GET。図面とかは作っておいたのだが、さて、屋上のファンは何を利用しようか。アメリカ型パーツとかにありそうだが。まあ、じっくり取り組むとしよう。

3月18日(木)

3月13日の項で触れた、TILLIG社製レールを使ったテストの続き。これまた結果ははいでさんの「最小通過半径データベース」を参照してね。そもそも発端になった珊瑚のC56は、予想通り、といってはなんだが、物理的には通るが、絶縁側が内側になると接触が発生してショートしてしまう結果に。実はBEMOの線路を使い、C12で、従輪を外したり、下回りだけにしたりして、試したことがあったんで、およその想像はついていたんだけど。先輪の絶縁側のタイヤの側面にエポキシの皮膜を作って絶縁するとともに、動輪押え板をプラ板とプラビスで絶縁(C12はこれをやっている)すれば、問題ないだろう。熊田のDD13は何も問題なく走る。もともとの走りがイマイチなのが惜しいくらい(爆)。色もよくあっているし(笑)、走らすならこれだな。確かこれが発売された頃に、12mmのパイクの記事がとれいんに出て、そこでも主役だったし。問題は、今となっては極めて入手困難なコトぐらいか。なんせ、PEMPのEF58よりお目にかからないから。

3月17日(水)

週末だろうと思っていて、Webを見ていてビックリ。今日が、趣味誌の有力模型店店頭発売日だった。そもそも、2月は月末の実動が少ないので、3月号って編集にとれる日数が少ないんだけど、逆に早いとは肩すかし。ということで、昼休みに買いに行く。基本的に、購入するのは「とれいん」のみ。実物も模型も、新情報についてはバランスよく出ているので、あとあと取っておいても資料として一番役立つということは、遠ざかっていた期間のバックナンバー見るとよくわかるし、基本的なテイストも一番あっているから。あとは、立ち読みはするけど、余程の内容でないと購入はしない。疑問なのがTMS。立ち読みもしない月も多々ある。当事者達にとっての「作品発表会」なのはわかるけど、60年代や70年代の、資料や技法やアイディアの紹介が充実していた時代を知っているだけに、老醜をさらしてほしくない、という気も。

3月16日(火)

鉄分とは基本的に関係のない、音楽・楽器関係のBBSで、思わずこの日記コーナーの話題で盛り上がる。3月11日の「少なくとも一名おられる」方が、大いに反応していただけた次第。なんとも、ありがたいことです。で、製作中のグラントライン社製の倉庫を完成させる。ちょぼちょぼ作って、一応カタチにはなっていたので、屋根まわりの塗装をする。もともと色の調合は不得意だし、ましてや瓦屋根の色の調合は難しい。で、混ぜているときに、フラットブラックとセミグロスブラックを間違えて入れたのだが、これが創発的なヒット。微妙な輝きの残ったつや消しのダークグレーになって、結果オーライ。単純にいえば、土台をつけて、瓦屋根をのっけただけだが、渋い色を塗ると、それらしく見えてくるのがいいところ。新京阪P-6に、それらしいロードネームとヘラルドを入れれば、アメリカ東部の電車みたいにみえるようなモノか。

3月15日(月)

いつものように昼休みに中古店を覗くと、獲物を発見(笑)。PIKOのDR52型、復水テンダー仕様。機種自体はその後も再生産されているモノだが、どう見ても60年代末の、新製品として登場した時期のもの。それにしては、破損やパーツ欠品もなく、走行もOK。変った仕様なので、パーツ欠品はつらいだけに、これはめっけもの。おまけに、ボロボロではあるが、一応オリジナルの箱もついている。ということで、当然GET。しかし、鉄のカーテンのあった頃の東ドイツ製の模型も、けっこう国内に入っていたのね。マメに見ていると、ワリと出会うチャンスもあるからね。

3月14日(日)

今日はガキと多摩動物公園に行くので、ちょっと別の話題。京王線も、全然乗らないワケではないのだが、府中から先というのは、それほど乗るチャンスがない。ということで、今のような構造のダイヤになってからは、正面の展望を味わうチャンスがなかったのだが、子供連れということで、正々堂々「カブりつく」。ふつうに乗っていても、確かに速くなったことは感じるのだが、このスピード感は中々のもの。「速さ感」といえば京浜急行だが、絶対速度こそ負けるものの、建築限界の小ささや、線型の悪さが手伝って、京王も中々。「花やしきのジェットコースター」的な迫力がある。おまけに、乗った電車の運転手だけなのかもしれないが、ATCの指示に対して、ATCが働く+5km/hの限界ギリギリまで出す。105km/h制限なら、109〜110をコンスタントにキープ。おまけに、カーブの制限速度もこの調子で+5km/hでクリアしてしまうので、インパクト充分。一部で京王線に根強いファンがいる理由もわかりそう。さて、帰りに電車を待つあいだ、京王れーるらんどを覗く。企業博物館ではなく、社会還元・PR的な施設だが、立地を考えると的を射ているというべきか。

3月13日(土)

ということで、TILLIG社製レールを使ったテスト。結果については、はいでさんの「最小通過半径データベース」を参照していただくこととして、ひとまず感想。このレール、ジョイナーにKATOのモノがそのまま使えるのだが、まさにHOとNとの中間、TT版のユニトラックという感じ。枕木がPC枕木の表現になっているのが、微妙な個性の主張というところか。で、曲線通過だが、ボギー車については、基本的にOKか、ちょっとした改造でOKではあるものの、連結できるようにするには、台車マウントかクロースカプラー化か、抜本的な対応が必要。まあこの辺は、欧州型の例からそうだろうなとは思っていたことの再確認。蒸気については、従輪が鬼門となることが多いが、起こっているのはまさに16番とは逆の現象。16番だとステップやタンクに当たるのが障害となることが多く、そもそもそこをクリアすべく設計されている(だから、スケールにならない)コトが多いが、そういう設計ではないので当たるもの(珊瑚C12)。12mmはバックゲージが狭い分、ギリギリにフレームが作ってあり、横動が制限されてしまうもの(乗工社B6)。といった問題が起きる。しかし、組むときにその辺をクリアすべく手を加えれば、物理的に不可能というわけではない。カプラーの問題は、逆に蒸気の方が強いので、どなたか挑戦してみては。しかし「なりひらのねるそん」は、ジョイントのゴムチューブをキュルキュル空転させながらも、ちゃんと二軸貨車を牽引して通ってしまったのにはビックリ。元が欧州型だからってわけでもないけどね。

3月12日(金)

一部で話題の、ドイツのTILLIG社製のTTゲージ用のレールシステムがトラムウェイに入荷したという情報が入ったので、チェックに行く。トラムウェイは、最近多い週末のみ営業という店舗。いろいろと凝った店が増えるのはうれしいものの、週末のみ営業となると、なかなか行きにくい。その点、トラムウェイは神保町ということで、比較的寄りやすい。神保町は学生時代、当時はこのあたりにしかなかった中古レコード店で、レア盤を捜しに足しげく通ったところなので懐かしい。さてこの店、路面電車専門かと思ったら、行ってみるとさにあらず。世界の変った鉄道模型は何でも、という感じで、なんとも興味をひくアイテムが多い。中でもビックリしたのは、第三軌条のセット。地下鉄ではなく、NYC用ということだが、まさに、コロンブスの卵という感じ。いろんなものがあるんですねぇ。さて、お目当てのシステムレール、ひとまず評価用ということで、353Rのほうをエンドレス一つ分購入する。これで、通過テストを行い、評価と、はいでさんのBBSの宿題を一気に解決しよう。

3月11日(木)

時間ができたので、日曜日にタダでもらってきたショーケースを磨く。店の外にサンプルを置くために使っていたモノらしく、細かい隙間に土埃が入り込んでいる。しかし、大きな傷や痛みはないので、掃除機で埃を吸い出したり、雑巾で磨いたりしているうちに、なんとかキレイになってきた。多少のサビや塗装の剥がれはあるものの、一応、室内においても違和感がなくなったので、早速ディスプレーしてみる。「なんちゃってジオラマ」で使用した機関区のセクションは、すっぽりと収まるサイズなので、ひとまずこれを展示してみよう。ということで、C55、C57、D51と、食玩のミニカー、人形を配してみる。で、インテリアのカタログ的なカットを撮ってみた。ちなみにギターは57年製のGibson Les Paul GT。両方に反応する方は、どのくらいいらっしゃるのだろうか?少なくとも一名おられることは知っているのだが(笑)。しかし、こういうの、インテリアになってる鉄道模型。子供の頃からやってみたかったんだよね。ぼくの模型趣味の深層に訴えてくるモノがあるなあ。

3月10日(水)

いろいろ仕事をお願いしている方から、中国出張のおみやげということで、百萬城の中国型HOの家畜車をいただく。この仕事も20年以上やっているが、こういうおみやげを会社で頂くというのも、初めての体験(笑)。それにしても中国型の家畜車(このタイプは持っていない)という狙い目が、なんともうれしいような、気恥ずかしいような。この方は、このWebを読んでいらっしゃることはわかっているので、多分チェックした上でのコトとは思うけど、まあ、そこまで読んでいただければ、本望というものでしょうか。この日記もチェックするヒトとか出てくるんだろうな。

3月9日(火)

ディアゴスティーニのDVD、第三弾の485系も結局買うことに。ガキの要望には弱い。今度のヤツは、1、2とは違い、既存のコンテンツの再発ではなく、独自の再編集もののようだ。その分、これでもか、これでもか、と走行シーンのてんこ盛りで、なるほど一般向きという感じ。183までおまけに登場してくるし。子供にもわかりやすくていい。車輌的には平成ヒトケタ前半のJR初期のものが多く、その時期鉄分が薄かったぼくにとっては新鮮だ。鉄道雑誌の立ち読み等はしていたものの、それ以上の情報には接していなかったので、「そういう塗装に塗り替えた車輌が登場した」ことは知っていても、どこで何という列車に充当されていたのかは知らなかったりするのも多い。しかし、鉄道をヴィデオで見る、ってのはやっぱり80年代以降ならではだよね。テープベースでシーケンシャルになっていると、違和感があるけど、DVDになって鉄道趣味との親和性が出てきたみたい。

3月8日(月)

仕掛り中のストラクチャーの製作を進める。まずは、米グラントライン社製の倉庫のプラキットの方から。このキット、工場内の倉庫ということで、比較的無国籍な外観なので、最小限の加工で、日本風の景色の中で違和感なくするコトを目指す。まず、外板は「波板」ということなのだが、どう見ても日本のそれよりピッチがデカい。駅ホームの上屋や、建物だと体育館とかなら日本でもあるヤツだが、間口5間の倉庫にはちとそぐわない。ということで、塗装で縦羽目に見せることに。窓も、木造なら、学校とか駅舎とか、戦前の公共建築にはあるタイプなので、これで問題なかろう。あとは、床下と屋根。床下は「高床式」で、日本型としてはちょっと違和感がある。建造物の部分には、石垣ペーパーできっちり土台を作るとともに、積み下ろしデッキの部分は、一気に貨物ホームにしてしまう。高さ的にも丁度よし。あと、屋根はプラ製の瓦を張りつけて、瓦屋根に改造。以上のプランで作りはじめ、8割方完成。方向としては大体イメージした線に近くまとまりつつある。

3月7日(日)

行くつもりはなかったのだが、ガキと浜松町を通る用事があったので、ついでに「鉄道模型市」を覗く。13時過ぎだったので、もう人もまばらかなと思ったが、そこそこお客さんもいる。何軒か、知り合いが出展していたので、挨拶して廻る。もともとこっちは趣味対象がマイナー派(笑)だし、時間が時間なので出物はもとより期待していないので、気楽に見て廻れるが、まだまだけっこう気合いと共に捜しているオジさんも多い。新たにブツが出て来ると、チェックも一瞥で済ませ、バサッとカッさらう人もけっこういる。ということは、こういう場って、圧倒的に売り手が優位なのね。けっこう面白いマンウォッチング。あと、Nと16番ばっかりかと思ったら、意外と大型ゲージのブツが多かったのが印象的。さて、夕方になって、家の近所の商店街の「週替り店舗」に出展していたリサイクルショップを覗く。実は、飲食店用の街頭型サンプルケースが出ていたので、売れ残るだろうから楽日の閉店間際を狙って値切ろうと思っていたのだ。もちろん、インテリア的にレイアウトセクションかパイクを飾るケースにしようと言う目論見。昔、「とれいん」でアイディアとしては出ていたようなヤツ。で、交渉すると、「自分で持っていくならタダでいい」とのこと。大ラッキー。やったね。さて、どう使おうか。

3月6日(土)

昨日の展示台の勢いで、ふと思いつきストラクチャー用の「お立ち台」を製作。それも、ちょっと前から温めていたアイディアである「ブロック・レイアウト」の規格テストとして、その試作版とする。要は、マイクロエースのジオラマレールの12mm版というか、IMONシステムの288mmの直線の脇に「土地」をつけたようなモノ。IMONシステムのお座敷運転に、適宜組み込んで「景色付き」を楽しもうという次第。長辺の288mmに対し、「宅地」の縦横が黄金分割になるように、短辺を242mmに設定。東急ハンズで9mm厚のシナべニアを切り出してもらう。篠原のフレキシブルトラックを使うと、8mm弱がジャストフィットなのだが、6mmベニア+路盤2mmでは強度的に不安なので、取りつけ部分がちょっぴり勾配にはなるものの、「大は小を兼ねる」で9mm厚を採用。地面は簡略版ということで、以前Nのヤードを作ったときに余ったNoch社製の地面ペーパーと、件のバラストペーパーでイージーにまとめる。リアルなわけではないが、それこそ施主に見せる建築模型や博物館の再現模型というレベルでは、これでも感じが出るかな。個人的には、写実的な肖像画でなくても、漫画的な似顔絵も好きなのでけっこう満足。IMONシステムとの接続性も、道床のコネクタを外せばピタリ。これ、みんなで作って、持ちよって繋いだら面白いだろうな。N的な発想だけど。さてその姿は、製作中の建物ができたときに、本来のお立ち台としてお目にかけましょう。

3月5日(金)

2月3日の回に書いた、12mm用に改軌した展示台だが、ある種の雰囲気があるだけに、木に直接スパイキングというところがどうにも気になる。とはいうもの、本格的にバラストを撒き、草を植えて、ジオラマにしてしまったのでは、せっかくのインテリアの飾り物のような雰囲気としっくりこない。実物で言えば静態保存というか、レイアウトの上の車輌ではなく、博物館や美術館の展示品みたいな感じの落ち着きが出したいな、と思っていたところ、いいモノを発見。それはヒルマモデルクラフトの「バラストペーパー」なるもの。ヒルマとはいっても、鉄道模型ではなく、主として建築模型のほうで使う材料のようだが、要は「砂利の書き割り」。紙の表面にバラスト風の粒子が固着してあり、裏にノリがついている。ストラクチャーキットでも、一部の土台の部分の表現に使われている。さっそく、レールをいったん外してペタリと貼り、再びレールを敷く。お手軽だが、効果充分。なかなかいい感じ。

3月4日(木)

アマチュアの方が撮影した、全盛期のSLの写真集がいろいろ出版されている。内容については、はっきりいってピンキリではあるが、どれも今となっては貴重な資料なので、構図がどうの、ピントがどうのという以前に、企画としては意味のあるモノだと思う。そういう写真集の一つが、新古本の見切り市で安く売っていたので買ってきた。この写真集は、写真そのものもなかなかレベルが高い。しかし、だからこそ気になることがある。製版、印刷がひど過ぎる。この本に限らず、こういう写真集の製版、印刷は問題のあるものが多い。職業柄、製版、印刷は気になるのだが、このゲラが廻ってきたら、間違いなくNG、やりなおしだ。モノクロのSLの写真は、一番印刷の難しいものではある。それにしても、もうちょっと厳しくチェックすれば、ずっとよくなるというレベル。クライアントの宣伝部のヒトとかも、ゲラチェックを一年ぐらいやっていれば、充分勘が働く領域なので、「自主出版に近いと、印刷屋に足元を見られる」ということなのだろう。出す以上は、もう少しこだわりを持ってもらいたいモノだが。

3月3日(水)

メールマガジン「私の16番ゲージ鉄道模型ライフ」を主宰している林さんから、mailの返事。前から、琴線に触れる内容の記事がある度に連絡していたのだが、今回はTMS「誌上展」の件。「手に入らないけど魅力的な商品」の存在がわかってしまった、ってことは子供心に罪作りだったな、という自伝的感想を。「欲しいけど、手に入らない」という心の傷は深いぞ。そのトラウマが、今の中古店の繁盛につながっているって話もあるけど(笑)。ぼくの場合は、執念で、大学生までの間には、ほぼ入手したいものは手に入れられたけど。それが模型から足を洗っちゃう一因になってたりして。で、ジャンク品。その後どうなったか気になったので、また店を覗く。なんと、好調な売れ行き(爆)。8点出して、29日に既に3点、1日に1点、2日に2点売れてて、あと2点。ほんと、怒濤の出足。改めてビックリ。深い。深過ぎる(笑)。

3月2日(火)

ジオラマ・セクションについては、いろいろ構想を練っていたのだが、手軽なこと、手持ちのキットが使えること、作っている途中でも楽しいこと、等々を考慮して、工場か農協かの貨物専用線を作ることに決定。ひとまず、それ用のストラクチャーから製作することにした。どの大きさのパネルにするか、本格的に組み込むか、仮設でいろいろ使いまわせるようにするかは、ストラクチャーができてから考えることにしよう。ということで、ヒルマモデルクラフトの「農業倉庫」と、アメリカ製の倉庫のプラキットを製作開始。「農業倉庫」は素組でも、看板や小道具で行けそう。アメリカ製の方は、日本型になりそうだが、多少の改造は必要そうだ。ひとまず、羽目板の茶色の部分を調合して塗装する。こういうのは現物あわせてアイディアを考えながら作るのも楽しいので、気楽に行こうか。

3月1日(月)

きのう出品した「少々難あり・ジャンク」連合軍。好事家の皆さんは手が早いという風評を確かめるべく、どちらにしろ昼飯は銀座で食べる用事があったので、ちょいと様子を覗いてみる。お店のヒトに聞くと、早くも昨日出すとともに売れた分もあるし、今朝も既に動いているタマがあるとのこと。いやあ、市場が二極化しているというのはわかっていても、余りの反応の速さにビックリ。それだけ中古市場が定着して、出るモノは安定流通している分、ほんとに高額で希少なモノか、物珍しいけど曰く付きで手ごろなモノかでないと、ピクッとこないということは、買い手としての自分自身実感しているところではありますが。ついでに、壊れて貨車から外れたとおぼしき「積み荷」が、洋モノのジャンクコーナーにごろごろ出ていたので、いくつか漁る。こういうの好きなんだよね。

(c)2004 FUJII Yoshihiko


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