「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2010年6月-




6月30日(水)

乗りかかった船なのでやっているものの、アメリカ型のレイアウトは、専門の芸風ではないので、けっこう難儀するところは難儀する。もちろん、前にもかいたように、工作技法自体は一緒で、これは問題ない。だから、地面だけならそんなには難しくない。建築物や土木施工も、資料となる写真や実際のイメージがあるので、これは頭を切り替えればできる。で、一番困るのが色。自分で色味を出すと、どうしても日本っぽくなってしまう。色は似ていていも、違うんだよね。日本のディズニーランドと、アメリカのディズニーランドの違いみたいな感じで。けっきょく、「あちらの色」になっている塗料に頼るしかないんだよね。

6月29日(火)

通販対応にリニューアルしたばかりの、Models IMONのWebがダウン。まあ、コンピュータシステムである限りつきものといえばつきものなのだが、幻の委託品ページをはじめ、ちょっと難しく欲張って無理しすぎな感じがなきにしもあらず。そもそも、鉄道模型店で、委託品・中古品やワンオフの特製品も含めてPOS管理しようというだけでも、発想としてはスゴいんだけどね(追記:水曜日にまた落ちて、旧サイトで臨時運用になった)。

6月28日(月)

E253系成田エクスプレスが引退し、全てE259系に置き換わるというニュースは、京成の新スカイライナーの試運転などと絡めて、一般紙やテレビのニュースを賑わせているが、日経には、京急の旧1000系がついに引退、なんて記事まででてるじゃないの。まあ、得意の「鉄」ネタということなのだろうが、旧1000系というところがなかなかマニアックで、ポイント高いなあ。座布団一枚。

6月27日(日)

JAMの月例理事会。ある意味鉄分は濃いのだが、ボランティアでやっている「仕事」みたいなものなので、通常の趣味の時間とは全く異質。コンベンションの企画・運営だけでも、限られた人数でかなりのことをこなしているので、JAMというとコンベンションだけ、みたいになってしまうのもある意味仕方ない面もあるが、その中でも、できるだけ活動の範囲を広げ、本来の意味での「モデラーの団体」らしい存在にしていきたい。

6月26日(土)

Models IMONのWebサイトが、昨日から(正確には木曜の夜かららしいが、個人的にはアクセスしていないので)リニューアル。Web通販機能が正式にリリースされた、というのが今回のリニューアルの売り物。ついでに、全体のルック・アンド・フィールも新しくなった。で、金曜日にアクセスした際には、委託品のページも、新形式のデザインになっていたのが、今日アクセスすると、旧来のデザインで、画面を分割したサイドメニューを外したものになっている。確かに、昨日見たヤツは、一般の在庫画面と同じ構成で、委託品としてはちょっと見にくい面もあったコトは確かだが、アレを見れたのは一日だけということなのだろうか。

6月25日(金)

23日に行われた、新型スカイライナーと成田スカイアクセス新線区間のプレス向け試乗会の記事が、一般紙でも趣味誌のWebでも、ほぼ同時に掲載。内容も、両者でほとんど変わらないという、珍しい結果に。まあ、趣味誌的には車輛そのものはすでに報道公開しているので、新車が新線区間で160km/hで走るという、「乗り鉄」的な関心が中心になるので、ある意味では「一般向け」と共通するトーンになっても当然か。というより、一般メディアの報道で、実物趣味誌的な視点の記事が多くなったことのほうが、直接の原因かもしれないが。

6月24日(木)

武蔵小杉に用事があって、帰りは横須賀線に乗るとが都合がいいので、直接、新設された横須賀線南口まで行って乗るコトにする。用事があったところからは、ワリと便利がよかったのだが、これ、横須賀線ホームの南端にある。ここから、東横線の改札までは、悠々1kmはある勘定。南武線の駅間としては長いぞ(笑)。これが同じ駅ってのは、ちょっとヒドいよなあ。大手町とか、離れてるったって、たかだかホームの長さだからかわいいモンだ。

6月23日(水)

またぞろ、鉄道・鉄道模型関係のムックや雑誌が、新たに登場している。出ているということは、それなりに売れているということだろうし、出版・雑誌不況の折りでもあるので、悪いコトではない。しかし、どれも昔の昭和ネタが多いのが気になるところ。そのあたりにスイートスポットがあるのは間違いないが、写真とか、リアルタイムで撮られた以上にはネタがないワケで、あんまり取り合いになると、結果的に資源の枯渇を早めてしまうんじゃないか、と心配したりして。それよりも、今のところは「秘蔵のネタ」が発掘されるメリットの方が大きいが。

6月22日(火)

40年代、50年代のハワイの街並みは、いろいろ調べてみると、歴史的経緯や気候風土的なものも含めて、同時代かちょっと前ぐらいの米本土中西部・西南部のモノとワリに近い。ストラクチャも、選べばけっこう使えるのがあるが、困ったのが、レンガや石積建築物の仕上げ。木造は、色こそ違え、仕上げそのものは日本型と余り変わらない。ところが、日本だとレンガや石積みは、橋脚や擁壁といった土木構造物には多いが、建物ではせいぜい機関庫ぐらいで、ふつうの建物では余りない。ということで、こういう材質で、生活感を出す仕上げというのは、やったことがない。キットバッシュで縮めた部分を使って、いろいろな仕上げ方を検討して、なんとか手法を開発。ウェットブラシ(笑)とでもいいましょうか。ぼくの場合、費用対効果というか、楽でそれらしい「なんちゃって」な手法出あるコトも重要だが、この面でも一応OKみたい。

6月21日(月)

今週は、ワールドカップの中継とかがあるが、その分、家にいる時間がとれそうなので、これは「読む時間がある」と踏んで、「国鉄時代」「蒸気の時代」を購入して帰る。帰宅途中に原宿のIMONに寄って買っても、このぐらいになると、書籍ポイント5%がけっこう効く。帰りがけだと、いつも原宿から渋谷まで歩いてしまうのだが、これだと、もし地下鉄に乗ったとしても、ポイントの方が大きい。なんかケチ臭い発想ではあるけどね。

6月20日(日)

とにかく蒸し暑い、とにかく忙しい。とはいえ、スケジュールも押してきたので、夏のJAMコンベンション出展用のストラクチャの製作開始。とある事情から、隣とつながっているというだけで御鉢が回ってきてしまったパートだけに、余りアイディアがなく、ひとまず街にしてしまえということに。12mmのときもそうだったが、30センチという幅は、建物を建てるには微妙に狭い。おまけにアメリカ風のストラクチャはデカいのが多いから、キットバッシュでサイズをあわせなくてはいけないので、けっこう手間がかかる。本日は、一通りサイズをあわせて切り詰めたところまで。

6月19日(土)

ザーッと大粒の雨が降ったり、カーッと強烈な陽射しが照ってきたりと、なんともまあハワイかグアムのような熱帯性気候。この週末も、いろいろ予定が目白押しで、鉄分が取れない。ということで、この前のハードディスクの大掃除で出てきた別テイクの三回目。このジオラマでは、似たような構図はよく撮っているが、いつも撮っているのはスペース的に余裕のある、この反対側から。小屋が右手にくるような構図でのバッタ撮りは、たぶん初めてではないかな。

6月18日(金)

趣味誌の店頭販売日。例によって、ワンクールに一回のムック発売月でもあるが、まとめて買っても読む時間がないので、こっちはおいおい。「とれいん」は、来月よりなんこう氏から平野氏に編集長交代とのこと。まあこれは、ある種恒例のリフレッシュでもあるので、今後の展開を楽しみにということでしょうか。まあ、大変だとは思うけどね。

6月17日(木)

中央線に乗って神田を過ぎると、車窓にあるハズのものがない。そう、元・交通博物館の建物が、キレイに解体され、空き地になっているではないか。まあ、いつかは解体されるワケだし、作業がはじまったところまでは聞いていたが、「いつの間にか」という感じがしないワケではない。この手の作業は、始まると速いから。

6月16日(水)

今月の「記憶の中の鉄道風景」コンテンツ制作。新シリーズも、3回目。現役蒸気末期の、蒸気機関車の廃止記念運転と、昭和の「撮り鉄」達のマナーの記録を今月も。今回は、先々月の「八高号」、先月の「さよなら蒸気機関車号」に先立つ、1970年秋、首都圏無煙化記念運転の第一号たる、高崎鉄道管理局による、八高線高崎-高麗川間の「さよならSL号」。正真正銘の狂乱騒ぎ第一号。警備もユルかった分、とんでもないコトになっているのをご覧ください。

6月15日(火)

日経朝刊に、秋葉原ワシントンホテルに、本格的鉄道ジオラマを備えた客室、クハネ1304オープン」との記事。銀座バーパノラマおよびDDFとのタイアップで制作した、3m×2mのNゲージレイアウトが設置されている部屋らしい。その他、鉄道関係のグッズにあふれた「テーマルーム」だと。まあ、ネタというか、昨今の秋葉らしくて話題性は充分と思うが、一泊23000〜25000円というのは、果してどうなんだろう。一部屋なんで、出張の時に楽しみにするヒトとか、一定数のリピーターをつかまえれば、稼働率は稼げると思うが。

6月14日(月)

模型店に行くと、バスコレクション80の「いすゞBXD50西東京バス」が山積みされている。この手のモノは、見つけた時に買わないと、ワンロットで売り切れるコトが多いので、ひとまず定石に従い一台押えておく。いすゞのボンネットバスの模型というと、いかにもという感じで、跳び箱のようなエンジンフードが目立つ、このひとつ前のBXシリーズがほとんどで、このタイプはさかつう製のメチャクチャ高いヤツしかなかっただけに、製品化はありがたい。というのも、ぼくらぐらいだと、ボンネットバスというと、最末期のこのタイプの方が懐かしくてリアリティーがあるからだ。できれば、二灯タイプのヤツも出てくるといいのだが。

6月13日(日)

本日も、多忙につき鉄分なし。趣味関係に限らず、いろいろやんなきゃいけないコトは多いのだが、圧倒的に時間が足りない。まあ、手を広げすぎということもあるのだろうが、ひとつづつ、マメにつぶしていくしかない。ところで、このところ妙に中古の出物でタマの動きがあるのだが、どこか特定のところからでているのだろうか。といっても、特定番号機のモデルだと、自分がそれを持っていると、タマとしては珍しくても、興味の対象ではないワケで。そういうのを考えると、16番のC622号機とか、EF5861号機とか、よく数が出るよね。そもそも、それの「買い替え」促進のために、エバーグリーンができたなんて話もあるし(笑)。

6月12日(土)

本日は、家事(といっても親の介護みたいなものだが)が忙しく、鉄分なし。こういうのが多いから、週末の時間がなくなっちゃうんだよね。ということで、ハードディスクの奥から掘り起こした没テイク第二段。こっちを選ばなかった理由は、実物を撮影するなら、カブる危険がある反対側の線路脇からは狙わないので、なんかリアリティーがないからか。スハフが青15号で、D51がATS付きというのはナニだが、こういう幹線が未電化なころだったら、すでに見返りショットになっている(蒸気牽引であろう)急行の方がメインターゲットで、D51の貨物は「帰りがけのお駄賃」というショットならありかもしれない。

6月11日(金)

いつも不思議に思うのは、16番のブラスのハコモノを編成で購入する人。フル編成で購入しているので、運転会とかでガンガン走らしているのかと、16番の運転会には縁がないもので勝手に想像していた。確かに、16番の量販品はそういう楽しみ方をする人が多いし、貸しレイアウトでもよく見かける。だが、ブラス編成モノは、ほとんど走行していない状態で、「蔵出し市」に束で出てきたりする。知り合いの模型屋さんに聞くと、実は「編成でコレクション」しているヒトが多いらしい。まあ、ヒトの趣味のことはどうでもいいのだが、絶滅危惧種であることは確かなようだ。

6月10日(木)

JR東海で、社員がまたぞろICカード不正利用による無賃乗車。こんどはなんと、全部で85人だと。やっぱり、これはやってはいけないよねえ。まあ、警官が飲酒運転したり、覚醒剤やったり、拳銃をコレクションしたりするご時世ではあるけれど。いっそのこと、社員はタダにしたら。昔から「顔パス」みたいのはあったし、少なくとも自社路線なら、非番でも制服とか来ていれば、社員が無料で乗っていてもお客さんが文句をいうことはないだろうから。

6月9日(水)

ちょっと目的があって、この10年分ぐらいのデジカメ画像のデータファイルを全部ブラウズすることに。探し物をみつけるだけなので、けっこう枚数のワリには手間はかからないが、ついでにいろいろ見つけて寄り道してしまうのが鬼門。このシリーズで撮ったカットでも、ボツったまま忘れられていたモノをけっこう発見。ということで、第一弾。空の書き割りを使いはじめた頃で、空が写っていないのでボツになったとおぼしきカット。まあ、こういうのは何度か撮っているというか、こちら側からは、側壁が写ってしまうので、この角度しか撮れないんだよね。

6月8日(火)

久しぶりに恵比寿駅に降り立つと、使用こそしていないものの、なるほどホームドアの設置工事が終わっている。側壁だけあって、肝心のドアを使っていないという状態は、微妙にオマヌーではあるものの、将来の山手線の姿のパブリシティーという意味では、それなりに効果があるかもしれない。しかし、これ、使いだすと混雑時にはスゴい停車時間が伸びると思うのだが、そっちは大丈夫なんだろうか。まあ中長期的には通勤通学の人口が減るので、長い目で見れば問題ないのは確かだが。

6月7日(月)

ネコのムックで「C62重連の時代」というのが出ている。通常の書店にも配本しているぐらい、部数は出ているようだ。しかしこれ、中を読むと見たことある記事ばっかり。それも、「感動の所在地」「SL甲組の肖像」をはじめ、本誌、増刊ムックに次ぐ三次利用じゃないの。「感動の所在地」とかって、もう廃版になっちゃってたんだっけ。まあ、買うヒトがいるのならいいんだけど。でも、やるんならジャズの銘盤の再発みたいに、今までにない記事を一本でも入れて、持っているヒトでも買いたくなるようにしたほうがいいかも。

6月6日(日)

すっかり夏の陽射し。太陽が夏至で折り返すことを考えると、梅雨明けのころと変わらない角度ということになる。この時期は例年は梅雨入りしていて、直射光が来ないことも多いが、日射さえあれば、他の時期には撮れない角度で写真が撮れる。ということで、サクッとトライ。夏の景色でスノープラウ付きというのはさておき、真上に近い光線で、谷筋沿いの感じを試す。本日はやることが多く、あまり時間が取れないので、鉄分はこのくらいで。

6月5日(土)

ふだんあまり行かない方面に用事があったので、そこにある模型店に久々に寄る。店長とは懇意なのだが、あまり行く機会がないので、しばし雑談。世の常というか、スゴい高額商品と、食玩のようなチープな商品は、あいかわらず動いているが、「ちょっと高級」みたいなところが落ち込んだまま戻ってこないとのこと。まあ、リーマンショック以降、「小金持ち」が減ってしまったのは間違いない。まあ結論は、鉄道模型そのものがなくなることはないだろうが、例の「ジオラマ週刊雑誌」が、どんな趣味誌よりサーキュレーションが出てるという現実をどう受け止めるかにかかってるだろうということに。

6月4日(金)

長野電鉄が、JR東日本から、E253系3両編成×2本の譲渡を受けるというニュース。E253も、まだまだ使えるだけに、どこかへ譲渡というのもありかな、とは皆さん思っていたとは思うが、長野電鉄とは、なかなかの大穴。まあ、まとめて大量譲渡というのを想像すると、なかなか気づかないところではある。とはいえ、長野電鉄も段々「電車博物館」みたいな感じで、各社から譲り受けたさまざまな車輛が活躍するようになっているなあ。それも短編成で使われているところなんて、Nゲージの小型レイアウトみたいな感じも。模型をコレクションするような形で、マニア心はくすぐりますが。

6月3日(木)

金融関係の通信サービスを見ていたら、思わぬ文字が。「キャタピラー社、米機関車製造大手EMDを、8億2000万ドルで買収」だと。厳密には、キャタピラーの鉄道事業部門子会社「プログレス・レール・サービシズ」が、ファンドからEMDを現金で買収したとのこと。EMDのジョン・ハミルトンCEOは留任、事業所の移転もない予定だと。バフェット氏のBNSF買収が先頃話題になったが、アメリカではエコ・省エネで、鉄道が「儲かる」という評価になっているのだろうか。まあ、コマツが新潟トランシスを買うようなもので、古典的な業務上のシナジーも明解な買い物ではありますが。

6月2日(水)

「神奈川県寒川町に東海道新幹線の新駅」というニュースが、日経本紙の朝刊に。で、よく読むと、2027年のリニア開業後に、だって。要は、リニア開業後は、現行の東海道新幹線は、東海道ベルト地帯のローカルニーズに対応しますよ、という、いわゆるアドバルーン報道じゃないの。まあ、リニア建設に対するポジティブな意見を増やしたいということなんだろうけど。そんな先の話をされてもね。

6月1日(火)

「岩場のジオラマ」も、作ってから10年近くたち、いろいろ傷みが目立ってきたので、補修を兼ねてリフレッシュ工事に着手。どうせ手を加えるなら、ちょっと細かいところの地形も変えてみようと思ったが、プラスターで作った地形をあとから改造するというのも経験がない。とはいえ、工法についてはおよそアイディアが湧くので、勢いで着手。特に地面が傷んでいるところで、「土木工事」開始。案ずるより生むが易し。ひとまず地形の改造はなんとかなる。全体は、最近の工法に合わせてまとめる予定。


(c)2010 FUJII Yoshihiko


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