「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2016年7月-




7月31日(日)

福島交通が東急1000系を購入、1000系として飯坂線に導入すると発表。25年ぶりの新形式となるが、今年度の増備は2編成5輌とのこと。18m級3扉車輌は地方鉄道では導入しやすいが、大手私鉄、特にサブロクの路線はほぼ20m化し、18m級は希少になっていたのだが、実は日比谷線の20m化で、メトロ03系と、東武20000系の余剰車が大発生する。東武は、お得意の発生品利用で20m級の更新車を作り、残りの8000系を置き換えるストーリーも考えられるが、メトロの03系は確実に余剰。これが出てくる前に、1000系を売れるだけ売ってしまった東急は、なかなか商才があるといえるのでは。

7月30日(土)

JR西日本の豪華列車「瑞風」用の車輌が、今度はカバーなしで回送された模様で、インターネットにその写真がアップロードされている。しかしこの車輌、気動車扱いなのね。日本では珍しい集中動力方式の固定編成なので、解釈としては機関車+客車でも気動車でも成り立つと思われるが、気動車扱いにしたのはやはり乗務員免許の関係なのであろう。そういえばJR西日本は、国鉄式の解釈ならどう見ても「除雪機関車」な車輌も、事業用気動車扱いにしてしまったし。そう考えてゆくと、免許の区分の方がすでに時代に合わなくなっているということではないだろうか。

7月29日(金)

いろいろと知り合いが企画準備に関わっており、チケットも貰っていたので、パシフィコ横浜で開かれている「世界鉄道博」を見てくる。まあ、はじめにスペースと原博物館ありからスタートした企画だと思われるので、仕方がないといえばそうなのだが、予想通り「誰に何を見せるイベントなのか」が極めて曖昧なまま、規模だけ大きくしてしまった感じが強い。元々原コレクションは、その多くが原さんのプロデュースにより製作したカスタムメイドであることからもわかるように、普遍性のあるラインナップというより、原さんの趣味に最適化した内容となっている。元来欧米のコレクションとはそういうモノなので、これはこれで素晴らしいと思うのだが、見せ方や共感の得方がとても難しい。そういう意味では、鉄道ファン、模型ファン向けの展示とはなりにくい。その一方で、中身は歴史的色合いが強く、ファミリー向けとは言い難いものである。そのあたりがきっちり詰められないまま、「スペースは埋めました」という感じになってしまっているのはとても残念。これならもともと模型なのだから、もっと狭いスペースで密度を上げて展示した方が、個々の作品を楽しめる。0番、16番の模型の走行は、ボランティアの方々が行っているのだが、その苦労の端々が伝わってくるような感じであった。お疲れ様です。

7月28日(木)

久々に東横線に乗ったら、祐天寺駅のホームが移設され、それに合わせて線路も移動、まん中に通過線が敷けるスペースができていた。今回は通過だったので写真なしだが、いつの間にかできていたという感じ。乗るのは月に1〜2回という感じだからなあ。ここまでできちゃうと、あとは中線を敷くだけなので完成はけっこう近いのでは。駅全体の規模は、そんなに広がったわけではないので、もともとスペースの余裕があったということなのだろう。さて、ダイヤはどのように変わるのだろうか。

7月27日(水)

実は6月から、ぼくの会社(有限会社 よろず表現屋)が日本鉄道模型の会の協賛企業になっている。どちらかというと、個人だけでなく会社も気持ちとして会に貢献したいという意味で一口だけお付き合いした。それがはじめて表に出るのが7月売りの誌面なのだが、弊社Webへのアクセスを分析すると今月の趣味誌発売日の前後で、アクセス数が極端に増大している。それも実数としてかなりの数。下手なバナー出すより、費用対効果はいいかも(笑)。店頭売り日前からカウントが上がり出しているので、中の人も含めて「こいつはいったい何者だ」と検索する人がかなりいて、それがアクセス数の増大につながったと考えられる。全く知名度がない企業にとっては、どんな形であれ露出機会の増加はブランドにとってプラスであるというのは、前の会社の時にはセールストークとして言っていたものの、こういうカタチで実感するというのもなかなか妙な感じ。こんな社名の露出でも、趣味業界で知名度がない企業にとっては、ちゃんと効果ありますよ。ということで、ぜひ一口。ご協賛をお勧めいたします。

7月26日(火)

最近の模型は、キットでも特定番号機をプロトタイプとしているものが多い。そういうヤツの仕掛を再生する場合、手元にその号機がないならそのまま再生すればいいものの、ある場合には、その仕様から派生的に作れる別の特定番号を見つけて、それをプロトタイプに再生しなくてはならない。元々特定番号機のキットは仕様が個性的なものが多く、そうであればあるほど、その選択の余地は狭くなる。それでお悩み中のが2輌あるが、およそどれで行くか決まったので、特注でナンバープレートを発注。それが何かは、上がってきてからのお楽しみ。

7月25日(月)

「ブエノスアイレスで活躍した丸ノ内線500型式が約20年ぶりに里帰り」と東京メトロが発表。実際に陸揚げされる写真などもインターネット上にアップロードされている。車号は584号、734号、752号、771号の4輌で、整備復元を行って上で、動態保存を目指すとのこと。個人的には丸ノ内線はあんまり思い入れがないんだよね。それより室内のピンク色の塗装が、子供心に違和感があって乗ると精神的に落ち着かず、妙にイヤな気分になって嫌いだったのを思い出す。まあ、それは個人的な思い出で、お好きな方も多いと思うのでそれはそれで良いのでは。

7月24日(日)


用事があったので東武線の下りに乗っていたら、偶然にも台鉄「普悠瑪」カラーの200系とすれ違う。時間にはまだ余裕があるので、浅草まで追いかけてキャッチできる勘定。早速上り電車に乗り換え、浅草に向かう。そこで3番線に停車中の208Fを撮影。まあ、記念と記録なので、撮れればめっけモノ。意図して撮ることなど全く考えてなかったし(来たらいいな、とは思ったけど)、こればっかりは本当に運頼みなので、なんともラッキー。

7月23日(土)


今頃になって、梅雨っぽい天気が続く。曇りや雨が多かったのだが、今朝はちょっと陽射しが出ている。こりゃなんか撮影しようかなと思っても、ネタが湧かない。ふと目に入ったのが、既製品ベースなので撮影用としてはちょっと使いにくい、踏切のお立ち台。こいつは全景を入れて撮れる構図がなかなか狙えない。だが 脇の電柱とかによじ登って撮ったようなカットなら、ワリと全景が入るのではと、ふと思い立つ。でやってみたのが、これ。写真というよりは、ワンパク少年が木に登って見た汽車の景色、って感じになっちゃったなあ。でも、ワリと面白いかも。固定式レイアウトだと、撮影スペースの関係からこういう構図が多くなっちゃうのも確かがけど。

7月22日(金)

やっと今月売りの趣味誌を買ってくる。その中でちょっと気になったのは、The Railの99号。9900/D50の特集だが、久々に1970年代の趣味誌のような骨太の内容で注目。最近は実物関係の記事というと、国鉄黄金時代の回想記みたいなのがほとんどで、たまに研究的な記事があっても、既存資料をミーシーにマトメたようなものが多い。問題を自ら提起してそれを立証する学究的な記事はほとんど見られなくなっただが、これはホントにぼくも知らなかったような内容。毎回こんな感じの内容だと、大枚出しても資料として欲しい感じがするのだが。

7月21日(木)

またまたオークションの話題だが、芸風はさておきコレクションとしてはちょっと面白いものを入手。ある意味珍しい手作りみたいなものなので、持っていても面白いんじゃないか、という一輌。本日届いたが、天気が雨ということもあり、さっそく再生作業。けっこう細かいところが傷んでいる。モノがモノなので、ぼくにしては珍しく、なるべくオリジナルに近い状態に復元することにした。ほぼ作業は終了、タッチアップまでできたが、決定的なパーツが不足しているので発注中。それが手に入ってから公開だな。

7月20日(水)

山手線に乗ろうとしたら、またE235系がやってきた。一度乗ってからは、大体月に一度のペースで乗車している感じ。山手線の所要編成数は52編成なので、一ヶ月あたり山手線に乗る回数を勘案すると、およそ確率通りかそれよりちょっと良く出会うかという感じかな。ヒカリエ号のように特異点のように良く会うわけでもないが、全然出会わないわけでもない。まあ、統計学的に考えても、山手線のような運用は計算値に近くなるわけだが。

7月19日(火)

本日が趣味誌の店頭発売日だった模様。ここで一度庭を手入れしとかないと、完全に荒地になってしまうため、今日は急遽千葉に行っていた。なので、例によってModelsIMONのWebからの情報。今月は、取次経由の書店発売日以降でないと、模型店にも行けそうにない。まあ、そのあたりは様子を見て。

7月18日(祝・月)

海の日。ライブの出演があるので、それで一日忙殺。昔だと、鉄分なしの方が特異点だったのが、自分で事業をやり出すとそっちが常態になってしまう。模型店に行く回数も、本当に減った。その分「運試し」とか称して、オークションに際どい指値で応札して、変なものを落札しちゃったりするからなあ。どっちもどっち。

7月17日(日)


本日は、日本鉄道模型の会の活動としては恒例となった会員運転会。会場は、これまたおなじみの池袋の豊島区民センターだが、区民センターがこの9月から建て替えということで、ここでの開催は最後のお別れ運転会。集まった皆様は、楽しく和気藹々と持ちよった車輌を走らせました。次回以降も、豊島区の公共スペースを利用して実施する予定ですが、会場についてはいくつかある候補のなかから検討したいと存じます。次回も奮ってご参加ください。

7月16日(土)


世の中は3連休ではあるものの、いろいろと予定あり忙しい。天気予報では梅雨らしい天気ということだったが、今日の朝は晴れて陽射しがある。ということで、サクッとフォトセッション。といっても凝ったものが撮れるワケではない。陽射しの感じから、「小学生の子供が夏休みに撮った、最初の汽車の写真」イメージしたカットを撮ってみる。といっても、ポイントは視線の高さ。汽車を撮るといえば、小学校高学年の男の子。平均身長は140pで、視線の高さは120p台。要は、三脚よりは高く、大人の手持ちよりは低い高さからの撮影にすること。これはμ3/4マクロの手持ちで撮っているが、なるほどこの高さから見ると、なんか懐かしい気分が湧いてくる。まあ、個人的感傷ではあるのだが。

7月15日(金)

ちょっと日本鉄道模型の会からの告知を。少し先にはなりますが、来年2017年の3月25日(土)・26日(日)に「第二回 池袋鉄道模型芸術祭」を、前回同様池袋西口の東京芸術劇場と池袋西口公園にて開催いたします。前回をベースに一段とスケールアップした展示をお届けします。詳しくは、8月19日(金)・20日(土)・21日(日)に東京ビッグサイト東3ホールで開催される「第17回 国際鉄道模型コンベンション」の日本鉄道模型の会ブースにて発表いたします。またブースではおなじみの「或るレイアウト」を用いた、小型車輌運転会を行います。会員の方は、会員証と車輌をお持ちください。以上、ぜひご期待ください。

7月14日(木)

デジカメの時代になってから、「鉄道写真は連写で撮るもの」と思い込んでいる人が、若者を中心に多くなっているのが気になっている。お立ち台で「一撃離脱」をやると、けっこう周りから奇異な目で見られたりする。どんなにカット撮っても使えるのは一つなんで、だったらベストショットだけ一発撮りゃいいじゃないかと思うのだが、これカメラの方にも問題があることに気付いた。普段使わない機種を触ってみると、まだまだシャッターラグの目立つ機種も多いし、ミラーレスとかだと画面とのタイミングのずれも目立つモノも多い。半押しで合照させて、置きピンで撮れば撮れないこともないが、それは結構テクニックと経験がいる。まあ、こういう1/100単位でシャッターチャンスを随意にコントロールできない機種は、鉄道写真に使っちゃいけないんだよね。本当は。

7月13日(水)

一畑電車が、今年12月に86年ぶりに新車を導入とのニュース。デハ7000型式だそうだが、予想図を見る限りにおいては、JR西日本の電車や気動車との共通性を感じるデザイン。しかし、地方民鉄が新製車輌を導入というのは、それだけでニュースのような。それなりにコストダウンは図っているものと思うが、過剰投資にならなければいいんだけど。

7月12日(火)

ここに至って、各地の静態保存機関車が地元のボランティアによってキレイにリニューアルされたり、自治体による解体や売却の動きに対して保存運動が起こったりという、「草の根運動が起こっている話をよく聞く。鉄道ブームやレトロブームの影響か、あるいはSL現役時代を知る世代がシニア世代になりリタイヤしたことで社会活動をしようという意欲がわいたのか。いずれにしろ、この手の運動は実際に手を動かす人がいないと、音頭を取ったり金を集めるだけでは成果が出ないので、こういう動きは意味があるし、保存車輌もこういう形で地域の象徴になるのであれば、喜ばしいことであろう。

7月11日(月)

大井川鐵道の蒸気機関車の動態保存運転が、1976年7月9日に開始されて以来40周年を迎えることを記念して、特別イベント運転。というか、夏休み用に全部トーマスの仲間たちになってしまう前のイベントという感じか。しかし、最近の保存蒸気はイベント用のスペシャルペイントが多いせいか、塗り替えが多く、黒くしても天賞堂の銀箱のような「半艶」に塗られてしまうことが多い。それはそれできれいなのだが、日本は英国とは違うので、機関車をワックスで磨くってことはなかったので、現役時代を知っている者からすると、ちょっと違和感も。まあ、九州では糠で磨いてはいたけどね。

7月10日(日)

JR西日本の記者発表で、2017年春に開業予定の可部線再延長部分の駅名が発表された。中間駅が河戸帆待川、終着駅があき亀山と決定。しかし河戸帆待川は「こうどほまちがわ」だそう。元は河戸駅だったけど、わざわざ新たに難読駅名つけるというのもある意味のこだわりなんだろうか。

7月9日(土)


雨の日でも、光線の具合によっては、けっこう撮影向きの場合もある。特に記録用の型式写真や模型らしい写真は、フラットな光線の方がいいし、今の季節は季節外れになってしまうが、冬風のジオラマの撮影にも向いている。ということで、テスト的に撮ってみたカット。「雄別のコハ」は、タンクロコだと編成でお立ち台に載っちゃう。8100だと車輪は全部載るけど、カプラーとかハミ出しちゃうさいず。ということでこんな構図で。

7月8日(金)

またぞろ、落札しちゃったブツが到着。なんか落とし過ぎで出費がヤバいが、まあこういうのも時の運なので、あえて天命に逆らわず思ったようにやるのがいいのかな。面白いタマの出方も減っているのだが、応札も減っている感じ。どうなんだろうね。こういうのも景気の波の影響とかあるんだろうか。

7月7日(木)

七夕。仕事とライブ出演で忙しい。エラく暑かったが、東京では本年最高気温記録とのこと。ここで書けないことも多いが、趣味界も変化の波が押し寄せていることは確か。好むと好まざるとにかかわらず、この1〜2年の間にいろいろな意味で変わらざるを得ないのは間違いないだろう。しかし、そのあとの姿が思い浮かびにくいのが問題なんだよね。もしかすると、新しいことをはじめるチャンスになるのかもしれないけど。

7月6日(水)

NPO法人 日本鉄道模型の会の今年度の「鉄道模型功労者」表彰のための打ち合わせ。この場ではまだ詳細は公表できないものの、鉄道模型を原理主義的でなく幅広く楽しむ道筋をつけられた方を候補に交渉して、ご当人のご了承を得ることができた。その関連の展示も、コンベンションのブースにて行う予定。詳しくは発表をお楽しみに。

7月5日(火)

久々に銀座方面に行く用事があったので、天4を覗く。相変わらず鉄道模型が少ない(笑)。でもまあ、今回は70年代〜80年代と思しき16番やアメリカ型が若干入っていたので、多少はタマが増えた感じはする。とはいえ、まだまだ半分以下。こういう状態が続くってことは、中古市場のあり方も転換点なのかも。

7月4日(月)

今月の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。羽越シリーズもこれで4回目。ここまできて、やっと二日目に突入。今回は、撮影地はわかっているものの、牽引機の機番の考証に難儀。しかし、運も味方したのか、かなりキワどいところではあったものなんとかクリア。この羽越シリーズ、まだまだ続きますよ。

7月3日(日)

「大人の事情」で、チョイとマル秘作戦発動。鉄道趣味関連ではあるが、個人的にはわりと縁遠くてやらないこと。いろいろなカラミがあったので腰を上げてしまった次第。まあどういう結果になるのかはわからないが、時期が来たらご説明します。「今はまだ語るべき時ではない」by山崎喜陽氏。

7月2日(土)


ということで修復したお立ち台で撮影。さすがに人形とか踏切の標識とかは取れてしまったが、もともとこの手のモノは模様替えを考えてそんなに強固には固定していない。それが結果的に被害を軽減させていたような感じ。しかし、撮影に使いやすいミニジオラマって、作るときにいろいろなポイントをかなり考えて作らなきゃいけないんだよね。このあたりは経験値ね。

7月1日(金)

ミニジオラマの「お立ち台」を落下させてしまうという事故が発生。運ぶ途中で手をすべらせたので車輌は乗っていなかったので、落ちたのはジオラマだけだったが、アクセサリー類は多少被害を受けたものの、地面関係はほとんど影響なし。ターフやバラストの固着にはウッドランド・シーニック製のシーニックセメント。フォーリッジやミニネイチャー系の植生の固着には木工用ボンドを使用しているが、なかなか強固なことが図らずも証明された感じ。



(c)2016 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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