マニュアルのハナシ



その製品がハードでも、ソフトでも、そもそもマニュアルって大きくわけて3つぐらいのレベルがあるわけです。

一つは、スタートアップと基本操作の説明。
一つは、全機能の詳しいリファレンス。
一つは、ユーザの目的に応じた使いかたのヒント。

これは、内容も、目的も、ターゲットも全部違います。大体、分冊になっていることが多いですね、最近では。

最初のヤツは、マンマシンインタフェースがよければ、基本的にはいらないはずです。Macについてくるハードのマニュアルは、ほとんど読んでもしかたないというのは、この例ですね。

次のヤツは、これはどうしてもいります。もっとも本質的な部分です。特にソフトでは不可欠です。このリファレンスマニュアルは、マンマシンインタフェースが進めば進むほど、高度な機能が「隠し機能」みたいになってしまいま分、今後どんどん重要になってくるでしょう。
Macのソフトでは、だんだん高機能になってくると、メニューからでは選べない機能もたくさんありますよね。
ただしこの部分は、やり方によってはオンラインヘルプ式のほうがウマく行く場合も多いと思います。

問題は最後のヤツですよね。
けっきょく、マシンの機能が高度化し、マンマシンインタフェースが使いやすくなれなるほど、この「何のためにどう使うか」という部分が重大になってきますからね。不幸なことに、この部分は手つかずで、サードパーティーの本とか雑誌とか任せなのが現状です。それ以上にマニュアルでない本とかを参考にすることも多いでしょう。
ワープロ使うのに、文章の書きかたとか、グラフィックソフト使うのに絵の入門書とか。でも、それってなんか変ですよね。目的と手段が逆みたいで。

でも、ここに力を入れている製品もないワケではありません。
ジャンルは違いますが、ソニーのカムコーダーとかの場合、愛用者カードを送ると、ビデオ作品の作り方の本とか送ってきます。これなんて、なかなか熱意が感じられます。
ユーザーへのプロモーションという意味でも、この分野は重要でしょう。

ということで、けっきょくはレベルが変わるだけで、どんなに技術が進んでもマニュアルがいらないということにはならないでしょうし、別の意味でマニュアルはますます必要不可欠なものになるということができるでしょうね。


(94/08/29)



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